田村 友一郎

1977年富山県生まれ、京都府在住。
日本大学芸術学部写真学科卒業。東京藝術大学大学院映像研究科博士後期課程修了。ベルリン芸術大学空間実験研究所在籍(2013-14)。既存のイメージやオブジェクトを起点にしたインスタレーションやパフォーマンスを手掛ける。従来の美術の領域にとらわれない独自の省察の形式を用いて、特権的な現代美術の観客へのメッセージを意図するだけでなく、観客とのあいだに特異なコミュニケーションをもたらす。土地固有の歴史的主題から身近な大衆的主題まで着想源は幅広く、現実と虚構を交差させつつ多層的な物語を構築する。近年の展覧会に、個展「Milky Mountain / 裏返りの山」(Govett-Brewster Art Gallery、ニュージーランド、2019)、「叫び声 / Hell Scream」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、京都、2018)、「G」(Yuka Tsuruno Gallery、東京、2018)、グループ展「アジア・アート・ビエンナーレ」(国立台湾美術館、台中、2019)、「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(国立新美術館、東京、2019)、「美術館の七燈」(広島市現代美術館、広島、2019)、「わたしはどこにいる? 道標をめぐるアートとデザイン」(富山県美術館、富山、2019)、「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館、東京、2019)、釜山ビエンナーレ(釜山現代美術館、韓国、2018)、日産アートアワード2017(BankART Studio NYK、横浜、2017)、「2 or 3 Tigers」(世界文化の家、ベルリン、2017)、「BODY/PLAY/POLITICS」(横浜美術館、横浜、2016)など。

【主な個展】

2019
「Milky Mountain / 裏返りの山 」Govett-Brewster Art Galley、ニュージーランド
2018
「叫び声/ Hell Scream」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、京都
2017
「試論:栄光と終末、もしくはその週末 / Week End」小山市立車屋美術館、栃木
「G」ユカ・ツルノ・ギャラリー、東京
2015
「バーゼルの悪夢」アトリエ・モンディアール、バーゼル、スイス
「ルフトハンザで帰ります」ユカ・ツルノ・ギャラリー、東京
2013
「NIGHTLESS / Last Signing Room」アートバーゼル香港
2012
「NIGHTLAND」ユカ・ツルノ・ギャラリー、東京

【主なグループ展】

2019
「Asian Art Biennial 2019」国立台湾美術館、台中
「話してるのは誰?」国立新美術館、東京
「六本木クロッシング 2019」森美術館、東京
「美術館の七燈」広島市現代美術館、広島
「私はどこにいる?」富山県美術館、富山
2018
「The Fabric of Felicity」GARAGE現代美術館、モスクワ
「釜山ビエンナーレ 2018」釜山現代美術館、韓国
「シグネイチャーアートプライズ 2018」国立シンガポール博物館、シンガポール
「未来祭中祭」明当代美術館、上海
2017
「日産アートアワード2017」BankART NYK、横浜
「ヨコハマトリエンナーレ2017ヨコハマサイト」氷川丸、横浜
「Festival of Future Nows」ハンブルガー・バーンホフ現代美術館、ベルリン
「2 or 3 Tigers」Haus der Kulturen der Welt、ベルリン
「Mode of Liaison」BACCバンコク・アート・カルチュア・センター、タイ
「Marking Triangles」国際交流基金日独文化センター、ケルン
「Works on paper」rin art association、高崎
2016
「BODY/PLAY/POLITICS」横浜美術館、神奈川
「MOVING」富山県立近代美術館、富山
「KYOTO EXPERIMENT 2016」京都芸術センター、京都
「第21回アートフィルムフェスティバル」愛知県美術館、愛知
「文化庁メディア芸術祭20周年企画展」3331 Arts Chiyoda、東京
「ARTIST PRACTICE」アートフェア東京、東京
2015
「物語りのかたち」せんだいメディアテーク、宮城
「Making Boarder, Afterimages and the projections」DNA galerie、ベルリン
「Kalte Füssse bekommen」DOCK Art Space、バーゼル
「OSLO NIGHT」アトリエ・モンディアール、バーゼル
「Domani:明日展」国立新美術館、東京
「inToAsia 2015:Time-based Art Festival」クィーンズ美術館、ニューヨーク
「Whenever Wherever Festival 2015」森下スタジオ、東京
「Oil on canvas」YUKA TSURUNO GALLERY、東京
「Asian Film   Video Art Forum」国立現代美術館、韓国
「アーティストフェア台湾」台北
2014
「Festival of Future Nows」ノイエ・ナショナルギャラリー、ベルリン
「SeMAビエンナーレ;メディアシティ・ソウル2014」ソウル市立美術館、韓国
「MEDIA ART KITCHEN / 地域に潜るアジア」山口情報芸術センター[YCAM]、山口
「MEDIA ART KITCHEN / 遊びの政治学」国際芸術センター青森[ACAC]、青森
「これからの写真」愛知県美術館、名古屋
「第6回恵比寿映像祭」東京都写真美術館、東京
「Walk In Progress」ヴァイタミン・クリエイティブスペース、広州、中国
2013
「MEDIA ART KITCHEN」国際交流基金、マレーシア
「瀬戸内国際芸術祭2013」粟島、香川
「Whenever Wherever Festival 2013」森下スタジオ、東京
「ACCIDENTAL ACCOMPLISHMENT」ベルリン芸術大学空間実験研究所、ドイツ
「(n)on site」km temporaer, ベルリン
「Elastic Video」ニーダーエスターライヒ州立芸術センター、ウィーン
2012
「MOTアニュアル2012風が吹けば桶屋が儲かる」東京都現代美術館、東京
「国東アートプロジェクト2012」国東半島、大分
「Open Skylines」国際交流基金、ベトナム
「第4回粟島芸術家村滞在作家展」粟島、香川
「TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL」トーキョーワンダーサイト青山、東京
「TOKYO STORY 2011」トーキョーワンダーサイト渋谷、東京
「文化庁メディア芸術祭仙台巡回展」せんだい演劇工房、宮城
「靉嘔 ふたたび虹のかなたに《七つの丘の出来事》」東京都現代美術館、東京
2011
「TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL」トーキョーワンダーサイト渋谷、東京
「黄金町バザール2011」黄金町、横浜
「アートの課題2011」トーキョーワンダーサイト渋谷、東京
「TOKYO STORY 2010」トーキョーワンダーサイト渋谷、東京
「イメージの手ざわり」横浜市民ギャラリーあざみ野、横浜
「HYPER JAPAN 2011」ロンドン
「SIGGRAPH 2011」ヴァンクーバー、カナダ
「FILE 2011」サン・パウロ、ブラジル
「WRO biennale 2011」ヴロツワフ、ポーランド
「世界に開かれた映像という窓」広島市現代美術館、広島
「第57回オーバーハウゼン国際短編映画祭」オーバーハウゼン、ドイツ
「第14回文化庁メディア芸術祭」国立新美術館、東京
「第3回恵比寿映像祭」東京都写真美術館、東京
2010
「OPEN MISSION:腹違いの姉妹都市」トーキョーワンダーサイト本郷、東京
「佐藤雅彦“これも自分と認めざるをえない”展」21_21 DESIGN SIGHT、東京
「DOUBLE VISION」Le Lieu Unique、ナント、フランス
「東京藝術大学大学院映像研究科修了展」東京藝術大学、横浜

【コレクション】

KADIST財団、『Hey Daddy, Hey Brother』、2017

愛知県美術館/愛知芸術文化センター、『アポロンの背中』『アポロンの裏切り』、2016

ソウル市立美術館、『世話料理鱸包丁』、2015

東京都写真美術館、『NIGHTLESS vol.6』、2012

東京藝術大学大学美術館、『NIGHTLESS vol.4』、2010

【受賞】

シグネイチャー・アート・プライズ 2018、ファイナリスト

日産アートアワード2017、ファイナリスト

第14回文化庁メディア芸術祭、アート部門優秀賞、2011

エスクァイア・デジタル写真大賞、審査員特別賞、2006

【助成】

TERUMO生命科学芸術財団現代美術助成(2018)

横浜市若手芸術家育成助成、2016、2017

文化庁短期芸術研修海外派遣、ドイツ、2016

ポーラ美術振興財団・在外研究助成、ベルリン、2014

文化庁新進芸術家海外派遣、ベルリン・ロンドン、2013

【レジデンス】

ライクスアカデミー、アムステルダム、2017

ACCアジア・カルチュア・センター、光州、2016

アトリエ・モンディアール、バーゼル、2015

トーキョーワンダーサイト青山、2010